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脳神経外科とは、どんな診療をしているの?
頭の打撲
うっかり、怪我をすることがよくある事です。小さなお子さんなら、体に対して頭が大きく重いため、転んだときに、よく頭部をぶつけます。若い年代でも、スポーツなどで頭部打撲することがあります。また、年齢を重ねると、足腰が弱ったときや、眠剤を飲んだ影響でよく転倒されます。頭部を打撲しても、皆さんが悪くなるわけではありませんが、放っておくと危ない打撲もあります。強くぶつけて心配な場合や、打撲したあとから、様子がおかしい場合は、医療機関に相談ください。
頭痛
頭痛は珍しくないですし、すべての頭痛が怖いわけではありません。いつも頭痛がある方は、市販のお薬を飲んでやり過ごすことがほとんどだと思います。しかし、頭痛のなかには怖い病気が背景にある事もあります。脳卒中や炎症、腫瘍などがこわい頭痛の代表です。いつもと違う頭痛の場合、だんだんと悪くなる場合、頭痛の原因を調べることをおすすめいたします。一方、怖い頭痛でなくとも困る頭痛もあります。ひどい片頭痛や、薬剤乱用頭痛(お薬の量が多くなり、かつ効かなくなるという特徴があります)などです。頭痛で寝込み、仕事やお出かけの予定をキャンセルする事がある方は、専門的な治療をうけてみてください。人生の大切な時間を、頭痛のせいで無駄にする必要はありません。当院では、国際頭痛学会のガイドラインに基づき、頭痛の急性期治療、予防治療を行っております。
めまい
頭痛と同様、めまいも寝込む原因となります。脳腫瘍や脳梗塞など、脳の病気を原因とする場合もありますが、内耳の問題や、片頭痛関連のめまいがある事も知られます。めまいのご相談も承ります。
脳卒中/脳血管疾患
脳卒中や脳溢血という言葉を耳にしますが、それらは公には“脳血管疾患”と表記されます。脳血管疾患には、脳梗塞や、脳出血、クモ膜下出血、静脈洞血栓症などが含まれます。脳関連の血管が、破けて出血することや、閉塞するような病気です。これらが怖いのは、血管の障害の結果、脳が破壊されて、後遺症を生じることがある点です。範囲の場所や大きさで後遺症があったり、なかったりしますので、脳卒中があるのに、気が付かないこともあります。脳の検査をうけて、隠れ脳梗塞があるといわれた方も少なくないでしょう。幸いなことに日本では、脳の画像診断がうけやすく、早期発見、早期治療につなげやすいです。また、治療(薬剤や手術)も、昔と比べてだいぶ選択肢が多くなりました。突然、呂律がまわらない、手足の動きがわるいと思うことがあれば、早めに医療機関にご相談ください。
物忘れ/認知症
ご心配でご相談をうけることが多い項目です。物忘れ、認知症は、脳の働きが悪くてなり今までできていたことができなるため、寝たきりの引き金になりやすいです。脳の働きが悪くなる原因は様々です。加齢による変化や、脳の細胞が変性する病気、脳血管障害や脳挫傷、脳腫瘍などが認知症の原因として知られます。それぞれ、原因により治療、対策が違います。慢性硬膜下血腫や、水頭症といった病気は、手術で良くなる事が期待されます。
生活習慣病
脳血管障害も、物忘れも、なってから治療をするより、予防が大切です。そのために、ぜひ考えていただきたいことは、生活習慣の見直しです。食べ過ぎていませんか?よいものを選んで食べていますか?運動習慣はありますか?お酒は?タバコは?体重を管理していますか?生活習慣病を放置すると、ガンや心臓や脳の血管障害のリスクになることが知られます。健康診断でチェックするような項目、特に高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、大量飲酒といった項目の問題がある方は、改善を強く勧めます。人生100年時代、健康寿命を延ばしましょう。
てんかん/痙攣発作
てんかんは、珍しい病気ではありません。小さなときから診断されている方もおられれば、大人になってから病気なる方もおられます。大人になってから発症した場合、何か脳に病気ができた可能性がありますので、一度は検査をうけてください。現在は、薬剤の選択肢が多く、副作用の少ない薬剤も使えるようになりました。一方、なかなか薬剤だけでは治らない場合は、手術治療といった選択も提案されます。必要に応じて、専門的な医療機関様へご紹介いたします。
その他の症状
顔の痛み、顔の麻痺、聴力の左右差、視力・視野の異常、ホルモン異常、味覚障害、手足や体幹のしびれ、運動障害、脊椎の変形、坐骨神経痛、手足の拘縮、といった様々な症状の診察も承っております。脳や脊髄関連の病気は幅広く、様々な専門分野があります。それぞれ、日本はたくさんの素晴らしい先生がおられますので、必要に応じて、橋渡し役になることができます。